北海道の雪の特徴
2024-01-24
シスメット株式会社は北海道にも営業所があります。以前北海道の従業員が北陸方面へ行った際、
「やっぱり雪質が北海道と違いますね!」と驚いていました。ということで、今回は北海道の雪質について説明してみたいと思います。
<そもそも雪はどうやってできる?>
雪は、大気中の水蒸気が凍って氷の結晶になることによってできます。
この結晶がくっついて成長すると、大きな氷の粒ができあがります。
これが重くなると地上に落ちてくるのですが、途中で溶けなければ雪に、溶けて水滴になったものは雨になります。
<北海道の雪質について>
北海道は本州と比べて気温が低いので空気中の水蒸気量が少なく、氷の結晶が大きく成長せずに
雪は細かくなります。
そのため、水分が少なくさらさらした雪質になります。
この雪質はパウダースノー(粉雪)と呼ばれ、なかなか溶けないので簡単に払うことができます。そのため、北海道の人は雪が降ってもあまり傘を差さないそうです。
また、スキーやスノーボードが滑りやすく転倒しても痛くないため、世界中のスキーヤー・スノーボーダーが日本のパウダースノーを「JAPOW(JAPAN+Powder snow)」と呼んで憧れているそうです。
もちろん本州でもパウダースノーは見られますが、やはり北海道の方がパウダースノーになる確率が高いようです。
↓北海道の北日本営業所から写真を送ってもらいました。
北海道に行かれる際は、ぜひ雪の違いを確かめてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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