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佐渡ブロックって本当にあるの?

2024.1.31

佐渡ブロックって本当にあるの?

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私が住む福岡県北九州市は雪が比較的少ない地域です。
そんな私が初めて新潟市に行ったとき、市内在住の方から現地の降雪について親切に教えていただく機会があり、大変ありがたく思いました。
今回はそんな新潟市にまつわる「佐渡ブロック」という言葉についてご紹介したいと思います。

新潟といえば豪雪地帯のイメージが強いのですが、実は、その中にあって新潟市は雪は比較的少ない地域です。
現地の人の間で、その理由は「佐渡が日本海からの雪雲を防いでいるからなのではないか?」といわれており、通称「佐渡ブロック」「佐渡ガード」などと呼ばれてきました。

この佐渡ブロックの詳細なメカニズムが、筑波大学 計算科学研究センターの研究によって2023年に解明されました。
https://www.ccs.tsukuba.ac.jp/release230723/

以下の図は、筑波大学 計算科学研究センターによる、気象モデルを用いた数値実験の結果です。
(a) 観測された降水量
(b)佐渡島がある場合の計算結果
(c)佐渡島がない場合の計算結果
(d)佐渡島の雪陰*効果

*雪陰…山岳が存在することでその風下側の降雪量が周囲に比べて少なくなる現象、あるいはそのような降雪分布の特徴を指します。

佐渡島がないシミュレーションの(c)では新潟市でも雨が降っているが佐渡島がある(b)では佐渡島がブロックしています。

上記の図から、佐渡の南東に位置する新潟市の範囲のみ降雪量が明らかに少なくなっていることがわかります。
詳しい原因については、上記ウェブリリースに記載がありますので、興味のある方はぜひご参照ください。

今まではあくまで俗説であったものが研究により証明される。
非常にロマンがありますね。