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いつもお読みいただき、ありがとうございます。
前回は「春一番」について取り上げ、春を告げるとともに、警戒すべき様々なリスクをもたらす風について紹介しました。
しかし、気象庁によると、なんと今年は関東地方で10年ぶりに春一番が観測されませんでした。
関東では春分(3月20日)までに条件を満たす風が吹かなかったということになります。
これは冬型の気圧配置が多かったというのもありますが、今年の3月は「日本海低気圧」ではなく「南岸低気圧」が多くなったことも理由のひとつと言えます。
過去にも取り上げたことはありますが、今回は、この「南岸低気圧」について改めて紹介します。
1.「南岸」とはいったいどこ?
2.南岸低気圧の特徴と影響
3.終わりにそもそも、「南岸」とは一体どこを指すのでしょうか?
「岸」とは、「水と陸の境目」を意味します。
つまり、日本の場合は本州の南側を指します。
南岸低気圧は秋から春にかけて多く発生し、本州の南海上を発達しながら進みます。
関東地方では影響を大きく受け、広い範囲で大雪や大雨が降ります。
特に関東地方に降る雪はほとんどが南岸低気圧によるものといわれています。
関東平野部が受ける影響を考えるとき、一般的に南岸低気圧と八丈島との位置関係が目安にされます。

この目安については過去の記事【雪が降るかの気温の目安 〜関東平野部〜】でも取り上げていますので、こちらをご確認ください。
ただし、これはあくまで目安であり、実際は様々な要因でこの通りにならないこともあります。
いずれにせよ予報で南岸低気圧という言葉が出てきた場合は荒天となる可能性が高くなるため、情報をこまめに確認することが重要です。
「春に三日の晴れ無し」ということわざを知っていますか?
これは江戸時代の書物には既に記載のある言葉で、現代風に言うと春は低気圧と高気圧が短い周期で交互に通過するため、天気の移り変わりが早いことを伝えています。
昔の人も、春の寒暖差に悪戦苦闘していたのかもしれません。
春分も過ぎて桜の開花宣言も聞かれるようになり、いよいよ本格的な春となっていますが、4月も今回紹介した南岸低気圧で寒さが戻ることがあります。
日々の予報を確認しながら体調管理に気をつけてお過ごしください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。