- 梅雨時期で慎重にコンクリート打設のタイミングを調整する必要がある。
- 現場の標高が高く風の通り道となっており、工程が天候に左右されやすい。
高さが35mほどの橋脚の工事を実施しており、今は杭打ちが終わり柱部分の打設管理をしています。コンクリート打設があるため、特に雨に関する情報を重要視していますね。 それら現場の気象情報を網羅して工事の工程管理に活かそうと考えていました。 弊社は港湾関係の工事が多く、波高や風速の予測情報を取得するために各支店ごとでシスメットの製品(羅針盤PLUS)を利用しています。 今回は陸上の工事で特に雨量の情報が重要となるため、ZEROSAIを導入しています。
特に、コンクリート打設するスケジュールを設定するのが難しかったです。打設する日は、1週間前には決定する必要があり、簡単にずらすことはできません。仮に日程をずらすとなると1週間単位となるので、このスケジュール調整が大きな課題だったのです。 コンクリートを打設する日を決める時に、雨の際は打てず、ちょうど梅雨にも入る時期だったので、現場ピンポイントの雨量の情報はすごく欲しい情報でした。
今回の現場は高い構造物を作っているので、クレーン作業にも活用していますよ。山の沢から風の通り道になる現場で作業をしているため、予報をみて風が強い日はクレーン作業をおこなわないなどの判断に利用していますね。
全スタッフ4名いますが、そのうち若い方2名を選任にしてZEROSAIの気象情報を見ていますね。毎日は見ていないですが、コンクリート打設などの作業をする日がある時は、必ず1週間前から毎朝確認し、作業寸前では頻繁に見るようにしていますよ。ZEROSAIは長期の予測と直近の予測を切り替えて見ることができるので、工程に合わせて変えていますね。
通常の気象情報との違いは、気象予測が現場に設置する観測機器などのハードウェアと連携できる点です。観測した過去データを蓄積できるので、それを活用しながら施主への資料作成に活かせますね。
現場の安全管理意識が向上しましたね。常に気象情報を閲覧して次の工程管理を立てるようになりました。ZEROSAIで提供される気象情報が増えたことで現場にも安全管理の意識が浸透していると思いますね。
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