気象庁予報業務許可 第51号

今回の現場はコンクリート打設がメインで、天気に左右される工程が多いため採用しました。

コンクリート打設を終えないと次の施工に進めない、また職員は当日に向けて現場作業を進行させていく必要があります。一方で今回の現場周辺には生コン製造業が１社しかないのですが、周辺には必要としている企業が10社ほどあるため、変更となればかなり早めに抑えないといけないです。そのため予定していたスケジュールが変更となると１〜２週間ほどずれてしまいます。このような状況から、ZEROSAIを利用して、２週間前から予測見ながら早めに判断するようにしていますね。

一般的な天気予報や気象庁の暑さ指数(WBGT)の情報を見ていました。しかし、これらの天気情報だと１週間前の予測しかないためコンクリート打設に向けての判断が直前となっていました。ZEROSAIは２週間前からの予測があり、気象予報士も在籍している会社が提供する情報なので信頼しています。

経験値は必要ですね。同じ地域で仕事することがなく毎回異なる現場なのでその地域特有の気象について、地元の方に聞くこともありましたね。あくまで天気なので、誰が悪いわけではなく運の部分もあるかと思います。

全員で4名の職員で閲覧しています。1日の中で見るタイミングは、朝・昼・夕と、強風が吹いたなと感じたり雨が降りそうだなと思うタイミングで見ていますね。あとは異常値に達したら通知がくるメール通知も利用しています。

ZEROSAIには現場で観測・予測した全ての気象情報が残るため、そのデータをぜひ活用したいですね。例えば暑さ指数(WBGT)に関わる資料は発注者へ提供と予算確認として残す必要があるので、利用していきたいです。また、どういう資料提出が求められるかは施工完了直前にしかわからないため、これらの全ての気象情報が残っていると、後からでも作成ができるので大変安心です。特に生コンを扱う作業だと、日中平均４度以下で寒中対策が必要ですが、対策した日は追加経費も発生します。本当にその対策が必要だったのか？のデータとしては使えるかもしれないですね。

ZEROSAIの導入前は、気象庁や天気予報の過去データを遡ってデータをとっていましたが、
地域ごとの観測なので、現場がど真ん中の情報ではない場合、どの情報が正しいのか迷うこともありましたね。
その分、ZEROSAIはピンポイントでの予報・観測なので、信頼性は高いと感じます。