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電波が届かない土石流警戒区域の現場でリアルタイムの降水量と水位を一元管理 データはクラウドへ自動保存して全員へ共有

2026.10.8

電波が届かない土石流警戒区域の現場でリアルタイムの降水量と水位を一元管理 データはクラウドへ自動保存して全員へ共有

株式会社相模組 荒井 様

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    設立:

    昭和18年2月9日

    事業内容:

    砂防工事、河川工事、法面工事、道路工事

    会社概要はこちらから ※株式会社相模組様のページへ移動します。

    https://www.sagamigumi.co.jp/

    課題と成果

    課題

    • 以前、砂防堰堤改築工事現場でフロート式水位計を川の中に設置していたところ、増水時に土石流で流されてしまい、
      肝心なときにデータが途切れてしまっていた

    • 前年の被災時には水位計もカメラも途中で記録が途絶え、発注者へ提出する観測データ・映像が残らなかった

    • 雨量や水位などの気象情報は現場のLED表示板でしか確認できず、天気予報アプリ・雨量計・水位計・カメラもすべて別メーカーで情報がバラバラだった

    導入ポイント

    • 水面の上部から観測する水位計で、増水時も流失せずデータが途切れない

    • 降水量・暑さ指数(WBGT)・水位をパソコンやスマートフォンから確認でき、1つのシステムで一元管理できる

    • すでに社内で利用しているLINE WORKSと連携できる

    導入成果

    • 降水量と水位を同じ画面で同時に確認でき、その情報が警報装置(電光掲示板+回転灯)にまで自動で表示される

    • 観測データが自動でクラウドへ蓄積され、発注者へ提出する記録としてそのまま活用できる

    • 従来別々に管理していた情報をまとめて管理できるようになり、費用対効果を実感。作業員への浸透もスムーズだった

    流されてしまう水位計と、現場でしか見られない気象データ

    ― 御社が手がけられている工事と、導入前の雨量・水位の確認方法について教えてください。

    私たちの会社は砂防工事のほか、河川工事や道路工事も行っています。
    今までも発注者から雨量計や水位計の導入を依頼されることがあり、別の製品を使っていました。その時の水位計は直接川の中に入れるフロート式のもので、土石流警戒区域内の現場ではどうしても大量の水で流されてしまうことがありました。

    ― 記録が残らないことでお困りになった場面はありましたか。

    実は昨年同じ現場で施工していた際、大量の水による災害を受けました。当時導入していたフロート式水位計は流れてしまい、水位計と連動していたカメラも途中で切れてしまっていたため、発注者への証憑データを示すことができませんでした。その時はなんとか補償は受けられたのですが、今回の現場では現場の状況を発注者にもできる限り正確に伝える備えをしたいと思いました。

    ―ZEROSAI X-AIの気象観測装置についてはいかがでしたか。

    今まで入れていた雨量計や水位計は現場のLED表示板には表示できていたのですが、それをパソコン上で見ることができなかったんです。降水量や暑さ指数(WBGT)は気になるところなので、パソコンやスマートフォンでそれが見られるというところは魅力でした。

    電波の届かない現場で、本当に使えるのか

    ― 導入前に、不安に感じられた点はありましたか。

    まずこの現場がすごく電波が悪い場所だったので、携帯が圏外になってしまうところが多々ありました。今回は自社で持っているスターリンクを使用し、さらにスターリンクのWi-Fiの範囲を広げる機器を別に導入していました。その機器とシスメットの機器がちゃんと通信するのか、というところが最初はすごく心配でしたね。
    良い製品だというのは分かっていましたが、実際に入れてみないと分からないというところがちょっと不安でした。

    ― その不安はどのように解消されたのでしょうか。

    専属の機器関連の技術部署もあるため、サポートが手厚くありがたかったですね。結果的にも問題なく使えています。

    スマートフォンと警報装置で、現場全体に情報が届く

    ―  現在は、ZEROSAI X-AIをどなたが・どのタイミングでご覧になっていますか。

    現場に来ている作業員さんはスマートフォンを持っているので、URLを共有して情報を見ていただいています。作業員さんは手を離せない場面が多いので、朝と休憩、お昼、あとは夕方ですね。夕方は次の日の天気予報とか、今日はどうだったのかというところを見ていると思います。
    あとは見やすいところに警報装置(電光掲示板+回転灯)を設置しているので、そちらでも随時情報を見ています。

    ― 情報の共有や、現場への指示はどのようにされていますか。

    各個人と、あとは私が代表として常に見ていますので、すぐ連絡が取れるようになっています。また、土石流警戒区域内の現場のため無線が設置されており、併せてスピーカーも置いています。事務所から無線で呼びかけると、現場のスピーカーから大音量で流れるので、そういうところでも情報はお伝えできているのかなと思います。
    警報装置は作業員さんが見やすい高台に設置するようにしています。

    雨量と水位が一つの画面に。しかも警報装置にまで表示される

    ―  ZEROSAI X-AI導入前と比べて、いちばん変わったと感じられることは何でしょうか。

    やはり、一番心配している雨量と水位が同時に一つの画面上で見られるというところがとても強いなと思っています。
    しかも、それが警報装置にまで表示される。それが今までなかったので、一番アピールできるポイントです。

    今まではそれぞれ異なるアプリやシステムを使っていたので、情報を連携できていませんでした。「雨は現場に行かないと分からない」「水位は見られるけれど、LED表示板には表示できないよね」「携帯を見ないと分からないよね」という形だったんです。作業をしていてもスマートフォンや警報装置で細かに情報を見ることができるというのは、良い変化だと思っています。

    ― 現場への浸透はいかがでしたか。

    以前は天気予報のアプリ・雨量計・水位計・カメラをそれぞれ別のメーカーさんのもので使っていました。それを同じシステムで一元管理できるようになったことがすごく楽です。
    加えて、会社で使っているLINE WORKSとも連携できるというところが、作業員さんも私も含めて浸透しやすい部分でした。

    ― 発注者からの反応についてはいかがでしょうか。

    今までは発注者の方が現場に来て立ち会いや確認を行っていたのですが、最近は遠隔臨場に移行してきていて、私たちが回すカメラを通して現場を見てもらう流れになってきているんです。そうなると、以前は現場に来て実施している安全対策を気軽に見てもらえたのができなくなり、どうやって発注者へアピールしようかと思ってました。ちょうどZEROSAI X-AIがNETISに登録されたので、ここでアピールすればいいかなと思っています。

    今後の展望

    ― 今後、どのように活用していきたいとお考えですか。

    まだ全部の機能をしっかりと使いこなせているわけではないのですが、導入できる現場は全部ZEROSAI X-AIで統一して、他の現場の情報も一緒に見られればいいのかなと思っています。今、近くの現場でもZEROSAI X-AIで水位を管理しており、その情報も見ることができます。会社で携わっている現場でも同じようなことができればいいなと思っています。

    ― 最後に、どのような会社・現場の方におすすめしたいとお考えですか。

    私が担当する現場では今後とも長く活用をしていきたいです。合わせて他の活用できる現場でも導入を進めていければいいなと考えています。