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シスメットの予測を旅客用ホーバークラフト定期運航の「判断の軸」として利用

2025.10.10

シスメットの予測を旅客用ホーバークラフト定期運航の「判断の軸」として利用

大分第一ホーバードライブ株式会社 操縦士 M様/O 様

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    設立:

    令和4年10月19日

    事業内容:

    一般旅客定期航路事業、旅客不定期航路事業

    運航状況はこちらから ※大分第一ホーバードライブ株式会社様のページへ移動します。

    https://hoverdrive.jp/ja/

    課題と成果

    課題

    • 大分空港−大分市内間(約20マイル弱)は、地点によって風・波の状況が急変し、特に臼石鼻灯台沖というポイントでは気象・海象の変化が大きい

    • ホーバークラフトは通常の船以上に風・波・視程(霧)の影響を受けやすく、安全運航判断が難しい

    • 各船長が気象庁や無料の天気情報を個別に参照して判断しており、統一基準がなく時間もかかっていた(判断までに30分〜1時間になるケースも)

    導入ポイント

    • 航路の実態に合わせたスポット予測(臼石鼻灯台沖などのピンポイント)が得られる

    • 気象予報士の解説コメント電話相談で、天気図だけでは読み切れない部分を補完

    • スポット予測・羅針盤PLUSを「判断の軸」におくことで運航判断をする手間の削減ができる

    ※関連記事 【スポット予測】についてはこちら・・・弊社に在籍する気象予報士が、お客様からのオーダーにより個別で作成する予測

    ※関連記事 【羅針盤PLUS】についてはこちら・・・・コンピュータ解析による海象予測。システム上は任意の緯度経度を指定し波や風の予測をクラウドで閲覧

    導入成果

    • 現場の判断基準が統一され、欠航・減速・経路選択などの運航判断が迅速かつ合理的になった

    • 乗客へ事前に揺れや到着遅延の可能性を案内でき、顧客満足・クレーム予防に寄与

    • 予測データだけでなく気象予報士の専門的な助言もあることが安心感につながっている

    事業内容について

    ― 大分空港アクセスとして、ホーバークラフトの運航を開始されたと伺いました。

    はい。高速船のホーバークラフトを使い、大分市内と大分空港を約35分で結んでいます。国内でこのような定期航路があるのは大分県だけで、世界的にもイギリスと大分の2拠点しか存在しません。ですので、旅客用のホーバークラフトが運航しているのは世界でわずか2箇所ということになります

    ― 以前にも運航されていたそうですね。

    実は16年ほど前にも同じ航路がありましたが、一度途絶えました。大分市と大分空港は陸路だと距離があるため、県が主体となって再びホーバークラフトを導入することになったのです。

    ホーバークラフトならではの気象リスクと対策

    ― シスメットの気象サービスを導入いただいた経緯を教えてください。

    ホーバークラフトは波や風の影響を非常に受けやすい乗り物です。大分市と空港の間は20マイル弱ほどの距離ですが、その短い区間でも風向きひとつで大きく状況が異なります。


    特に「臼石鼻灯台沖」というポイントは波が立ちやすく、安全運航に直結するため、そこでのスポット予報を活用しています。
    「臼石鼻灯台沖」は、東からの風が強かったりすると波が立ちやすく、そのポイントが安全に運航できるかが重要になります。
    そこに特化した情報を得られるので運航前に「今日は波が高そうだな」と判断できたり、「明日は悪天候で欠航にしよう」と早めに決断できるようになり大変役立っています。

    ― 導入前はどのように気象情報を得ていたのでしょうか。

    まずは大まかな気象予報を見て、あとは様々な気象情報のサイトを見ていましたね。気象庁の天気図や無料の気象・海象情報のサイトを各船長が好みで参照し、それらを総合して判断していました。情報収集には30分〜1時間かかることもありましたし、情報収集には労力を要していました。個人差も大きかったですね。

    例えば、低気圧が去ったあとに「この影響がいつまで長引くか」の議論をする際は、かなり時間を要しますね。明日の運航を判断するまでに1時間ほどかかることもありましたね。

    現在はシスメットの予報を「判断の軸」として利用しています。他の気象情報も並行して見ますが、最終判断はシスメットの予報を基準にしています。これにより判断が合理的かつ迅速になりました。

    私は、前日に運航可否判断をする際に、スポット予測で判断しています。導入前は気象庁の天気図や無料の気象・海象情報のサイトを見ていました。今は8〜9割はスポット予測の情報を見て、基準値を超えそうな際は、他の天気予報も参考で見ています。また気象予報士のコメントもあるので、自分だけでは判断できない点も補えています。

    ピンポイント予報がもたらす運航の安心と判断の効率化

    ― 導入されてから感じる変化や気づきはありますか。

    導入後の大きな変化は、明日の運航の可否判断する「大きな柱」が確立されたことです。社内では「チェックにかかる時間が減った」「気象予報士の解説コメントが細かく、自分では読み切れない部分を補ってくれる」「気象予報士に電話相談もできるので安心感がある」といった声があがっています。

    海象が変化しやすいポイントをピンポイントで予報してもらえるので非常に助かっています。普段はスポット予測の予報を基準にしていますが、予測値が悪い際は、羅針盤PLUSの情報も参考にして判断しています。

    運航可否の判断だけでなく運航できた際にも活用しています。例えば臼石鼻灯台沖など変化が激しいエリアでの予報をいただけることで、出航前に心構えができますし、お客様へ事前に「今日は揺れる可能性があります」と案内することもできます。これにより、サービス品質の向上にもつながっています。

    ― 定期的に意見交換の場も設けられているとか。

    はい。年に1〜2回、現場の意見をお聞きいただき、予報内容のブラッシュアップを進めています。「霧の情報も欲しい」「視程の見通しを加えてほしい」といった要望に応えていただき、今では必要な情報が網羅されるようになりました。

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